2025-08

比較人類学・文明論

なぜ文明に格差が生まれたのか

なぜある文明は他者を征服し、ある文明は支配される側に回ったのか。 人類の歴史を貫くこの問いに対し、ジャレド・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』は、人種や民族の能力差ではなく「環境と地理」という要因から答えを導いた。 本書は、私にとって考え方を...
倫理・思想

制度は手段か信仰か──夫婦別姓が問いかける目的なきルール

制度とは、社会の課題に対して合理的な解決を与えるために設計される「仕組み」のはずだ。 しかし時として、制度はその目的を見失い、ただ「守ること自体」が目的となる。 そうなると制度は、もはや制度ではない。信仰である。 「制度の目的喪失」という観...
倫理・思想

自国第一主義 ──日本人ファーストとアメリカ・ファーストの落とし穴

「日本人の税金は日本人のために使うべきだ」 「アメリカはアメリカ人の雇用を守れ」 一見もっともらしく聞こえるこのスローガンは、トランプの「アメリカ・ファースト」や日本で広がる「日本人ファースト」に象徴されるように、近年の内向きな社会の空気を...